• "地方公営企業法"(/)
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  1. 大和郡山市議会 2019-12-18
    12月18日-05号


    取得元: 大和郡山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-07
    令和 1年 12月 定例会(第4回)       ◯令和元年第4回大和郡山市議会定例会会議録(第5号)          令和元年12月18日 (水曜日) 午前10時11分 開議    ───────────────────────────────────議 事 日 程 日程第1  選挙第3号  大和郡山選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙について 日程第2  議案第42号から議案第55号までの14議案に対する各委員長報告について       (質疑、討論、表決) 日程第3  意見書案第13号 女子差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書(案)について 日程第4  意見書案第14号 教職員定数の改善、少人数学級の推進及び義務教育費国庫負担制度               の充実を求める意見書(案)について 日程第5  意見書案第15号 「桜を見る会」の徹底究明を求める意見書(案)について 日程第6  意見書案第16号 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見               書(案)について       (日程第3 意見書案第13号から日程第6 意見書案第16号までは即決)    ───────────────────────────────────本日の会議に付した事件 議事日程に同じ    ───────────────────────────────────                   出 席 議 員(20名)                          1番  東 川 勇 夫 君                          2番  西 村 千鶴子 君                          3番  林   浩 史 君                          4番  尾 口 五 三 君                          5番  村 田 俊太郎 君                          6番  河 田 和 美 君                          7番  福 田 浩 実 君                          8番  池 田 篤 美 君                          9番  吉 川 幸 喜 君                          10番  遊 田 直 秋 君                          11番  徳 野  衆  君                          12番  上 田 健 二 君                          13番  丸 谷 利 一 君                          14番  関 本 真 樹 君                          15番  冨 野 孝 之 君                          16番  西 川 貴 雄 君                          17番  堀 川  力  君                          18番  金 銅 成 悟 君                          19番  乾   充 徳 君                          20番  大 垣 良 夫 君    ───────────────────────────────────                   欠 席 議 員(なし)    ───────────────────────────────────               説明のため出席した者                       市   長  上 田  清  君                       副 市 長  吉 村 安 伸 君                       教 育 長  谷 垣  康  君                        総務部長  西 尾 卓 哉 君                      市民生活部長  富 田  豊  君                   福祉健康づくり部長  上 田  亮  君                      産業振興部長  中 尾 誠 人 君                      都市建設部長  北 森 正 一 君                      上下水道部長  勝 又  努  君                        教育部長  八 木 謙 治 君                        財政課長  徳 田 耕 一 君    ───────────────────────────────────                事務局職員出席者                        事務局長  百 嶋 芳 一                       事務局次長  樋 口   登              庶務係長兼議事係長、調査係長  岡 向 修 治    ───────────────────────────────────               午前10時11分 開議 ○議長(乾充徳君) これより本日の会議を開きます。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) ただいまの出席議員数は20名であります。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 議会運営委員会の結果を委員長より報告願います。 16番 西川議会運営委員会委員長。         (西川貴雄君登壇) ◆議会運営委員会委員長(西川貴雄君) ただいまから議会運営委員会の結果について御報告申し上げます。 本日は、日程第1で選挙第3号 大和郡山選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙についてを行います。次に、日程第2で議案第42号から議案第55号までの14議案に対する各委員長報告について質疑、討論、表決を行います。続いて、日程第3から日程第6までの意見書案4件については即決でお願いいたします。 以上が本日の日程でございます。議員各位の御協力をお願いいたしまして、報告を終わります。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) これより日程に入ります。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第1 選挙第3号 大和郡山選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。 お諮りいたします。 選挙方法については、地方自治法第 118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。これに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よって選挙の方法は指名推選によることに決しました。 お諮りいたします。 指名の方法及び補充員の補充の順序につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よって議長において指名することに決しました。 大和郡山選挙管理委員会委員に、野垣内町11番地1ユニライフ郡山 311服部代司朗氏、筒井町 849番地17吾妻孝義氏、額田部寺町16番地前田憲彦氏、北西町 213番地辰己勝元氏、以上の4名を指名いたします。 次に、大和郡山選挙管理委員会委員の補充員に、順序1横田町 925番地1奥村照雄氏、順序2東岡町35番地8中森 聰氏、順序3城町1495番地1澤井宏純氏、順序4上三橋町 258番地中島敏典氏の4名を指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま議長におきまして指名いたしました諸君を大和郡山選挙管理委員会委員及び同補充員の当選人と決定することに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よってただいま指名いたしました服部代司朗氏、吾妻孝義氏、前田憲彦氏、辰己勝元氏の4氏が大和郡山選挙管理委員会委員に、順序1奥村照雄氏、順序2中森 聰氏、順序3澤井宏純氏、順序4中島敏典氏の4氏が大和郡山選挙管理委員会委員の補充員にそれぞれ当選されました。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第2 議案第42号から議案第55号までの14議案を一括議題といたします。 本件に関し、各委員長の報告を求めます。 7番 福田総務常任委員長。         (福田浩実君登壇) ◆総務常任委員長(福田浩実君) おはようございます。ただいまから総務常任委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 委員会は、去る12月13日午前10時から開会し、本委員会に付託されました5議案について審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、いずれも原案承認と決しました。 まず、議案第44号 大和郡山市の非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、実働時間による報酬支払いの詳細はに対し、これまでは7時から夜の8時までの投票時間中、1人で投票管理者を務めなければならなかったところ、2人以上が交代で務めることができるようになり、実働時間に応じて報酬を支払うようになるものですとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第45号 大和郡山市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、議員・特別職の期末手当の改正を2段階で行うのはなぜかに対し、今年度の12月分の期末手当に0.05月分を上乗せし、令和2年度以降については、6月分と12月分に半分ずつ、 0.025月分ずつを上乗せするよう割り振り直すものですとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、続いて討論に入り、1委員より反対討論が、1委員より賛成討論がそれぞれあり、挙手採決の結果、賛成多数で原案承認と決しました。 続いて、議案第47号 大和郡山会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について及び議案第48号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを一括議題とし、それぞれ理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、会計年度任用職員制度の導入の経緯はに対し、臨時・非常勤職員については、従来、地方公務員法に基づく臨時的任用職員としての任用や特別職の非常勤職員としての任用など、各地方公共団体によって任用や勤務条件に関する取り扱いが異なり、制度に不明確な部分があったことから、統一的な取り扱いを定め、臨時・非常勤職員の適正な任用・勤務条件の確保を図るものですとの答弁がありました。 次に、フルタイム会計年度任用職員の期末手当の月数が、現行の月額臨時職員の3.35月から 2.6月に減少しているが、どのように調整されるのかに対し、常勤職員に準じた月数に設定しますが、不利益が生じないよう地域手当などにより調整しており、年収は現行と比較して微増となりますとの答弁がありました。 また、会計年度任用職員となることで服務はどうなるのかに対し、フルタイム型、パートタイム型ともに、分限処分、懲戒処分や人事評価など、常勤職員と同様の服務となりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、討論に入り、1委員より賛成討論があり、続いて採決に入り、いずれも全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第55号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)についての関係部分について、理事者より説明を受け、審査に入りましたが、何ら質疑なく討論に入り、1委員より反対討論があり、挙手採決の結果、賛成多数により原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(乾充徳君) 18番 金銅産業厚生常任委員長。         (金銅成悟君登壇) ◆産業厚生常任委員長(金銅成悟君) ただいまから産業厚生常任委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 委員会は、去る12月10日午前10時から開会し、本委員会に付託されました3議案について審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、いずれも原案承認と決しました。 まず、議案第42号 大和郡山附属機関設置条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、農業次世代人材投資事業中間評価の詳細はに対し、平成29年度の制度改正により、最長で5年間交付を受けることができる次世代人材投資資金の交付開始から3年目を迎える者を対象に、経営、技術的な面については奈良県北部農林振興事務所から、営農資金についてはJAならけんから、農地そのものについては市農業委員会事務局からサポートチームを構成し、これに市職員を加えた合計4名の体制で中間評価をすることとなったものですとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第50号 大和郡山市立南井町ふれあいセンターの指定管理者の指定について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、当初の1年間の指定期間が満了となり、今回の指定期間がまた1年間なのはなぜかに対し、さきに指定管理者を指定した小泉町出屋敷コミュニティセンターや他の公共施設の指定管理期間が令和3年3月31日で満了となることから、これに合わせた期間とするものですとの答弁がありました。 また、地元自治会指定管理者に指定してよかった点はに対し、新たに教室を始められ、参加者が徐々にふえていたり、利用者数の減少原因を調べて利用促進を促したりと、従事している職員が自分たちの南井町ふれあいセンターをよくしていこうという意気込みを持って取り組まれ、指定管理制度の当初の目的であった住民の自主自立を促す効果が見られていると考えておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第55号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)についての関係部分について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、東京2020オリンピック聖火リレー事業負担金の詳細はに対し、コーン、プラカード等の資材費や警備員の人件費、事前に告知するためのチラシ、シャトルバススタッフジャンパーなどに要する費用を県と市が半分ずつ負担するものですとの答弁がありました。 次に、観光協会補助金の増額の詳細はに対し、これまで時代行列では藺町線を南行き一方通行としていましたが、危険ではないかということで全面交通規制とし、側道からの進入を防ぐために警備員を36名増員し、交通規制の予告看板や通行どめ看板を合計51枚設置するための費用ですとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(乾充徳君) 2番 西村教育福祉常任委員長。         (西村千鶴子君登壇) ◆教育福祉常任委員長西村千鶴子君) 皆様、おはようございます。ただいまから教育福祉常任委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 委員会は、去る12月11日午前10時から開会し、本委員会に付託されました3議案について審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、いずれも原案承認と決しました。 まず、議案第46号 大和郡山災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、今回の法改正の詳細はに対し、償還免除の対象範囲について、これまで死亡または重度障害の場合が規定されていましたが、これに加えて、破産手続開始の決定や再生手続開始の決定をしたときについても、災害援護資金償還未済額の全部または一部の償還を免除することができると規定されたものです。また、市町村が償還金の支払い猶予や償還免除をするか否かの判断を客観的に下せるよう、災害援護資金の貸し付けを受けた本人や保証人の収入・資産の報告を求めたり、官公署に対して必要な文書の閲覧や資料の提供を求めることができると規定されたものですとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第51号 財産の譲与について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、相手方の選定に当たり、郡山双葉会のほかにも候補となる相手方はあったのかに対し、市内の4法人から公募したところ、郡山双葉会のみから応募があったものですとの答弁がありました。 また、建物の譲与後、土地はどうするのかに対し、今年度に取得した園の東側の土地を含めて、合計3,272.57平方メートルを無償でお貸しする予定ですとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 続いて、議案第55号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)についての関係部分について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、生活保護システム改修事業の内容はに対し、平成30年に創設された進学準備給付金を受給した者の情報について、システムの改修によりマイナンバーとの情報連携を行うものですとの答弁がありました。 また、生活保護扶助費の増額の理由はに対し、令和元年度の上半期の医療費が前年度の同期と比較して約 7,000万円の増と、今年度になって急増しているため増額するもので、入院患者の増加が大きな原因の一つと考えておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、討論に入り、1委員より反対討論があり、挙手採決の結果、賛成多数により原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(乾充徳君) 17番 堀川建設水道常任委員長。         (堀川 力君登壇) ◆建設水道常任委員長(堀川力君) ただいまから建設水道常任委員会の審査の経過と結果について御報告を申し上げます。 委員会は、去る12月12日午前10時から開会し、本委員会に付託されました5議案について審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、いずれも原案承認と決しました。 まず、議案第43号 大和郡山附属機関設置条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、委員の人数と構成はに対し、郡山城跡整備検討委員会の委員は、郡山城天守台展望施設整備委員会の委員3名に公園整備、まちづくりなどの専門家等を加え、合計6名を予定しております。郡山城跡調査委員会の委員は、石垣・縄張りなどの城郭遺構、城郭瓦などの近世の遺物、藩制にかかわる文献などの学識経験者で構成し、合計5名を予定しておりますとの答弁がございました。 また、整備検討委員会調査委員会を一つの委員会とすることはできないのかに対し、整備検討委員会は、公園整備による史跡の活用と、史跡の保存に特化した委員会であり、調査委員会は、国史跡指定までの間、城跡についてのみの調査を行う委員会で、それぞれ別の委員会と考えておりますとの答弁がございました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第49号 大和郡山下水道条例の一部改正について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、今回の料金改定で、当面の間、値上げをすることなく、一般会計からの基準外繰入金はなくせるのかに対し、基準外繰入金を全てなくすには極端な改定率となるため、今回は1億 4,000万円の基準外繰入金の削減となります。下水道事業計画や経営戦略は10年ごとの単位で策定しており、中間の5年ごとに上下水道事業審議会において事業の検証や使用料改定の必要性を検討していただきたいと考えておりますとの答弁がありました。 また、独立採算制の原則や、今後、管渠の更新等に費用がかかることなど、使用料改定の必要性を市民にわかりやすく説明し、理解を求めるための周知の方法はに対し、ホームページ、市広報紙「つながり」や機関紙「ふれっしゅ郡水」に、イラストなどを使いながら、見やすく、誰にでも理解できる文章で広報していきたいと考えておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、続いて討論に入り、1委員より反対討論が、2委員より賛成討論がそれぞれあり、挙手採決の結果、賛成多数で原案承認と決しました。 続いて、議案第52号 市道路線の認定について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、資料の図面では周辺に住宅などは描かれていないが、現状は、また、認定予定の道路の先線はどうなっているのかに対し、9戸の一戸建て住宅と1戸の共同住宅が計画をされており、既に着工されております。先線は、幅員が4メートルに満たないため市道認定はしておりませんが、市が所有する道路で、補修・修繕などの管理は市が行っておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 次に、議案第54号 (仮称)平和認定こども園建設工事請負契約について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、入札における落札率はに対し、国や県の積算基準に基づき設計金額を算出し、単価も県の単価を採用しており、妥当性を確保しております。応札金額は請負者側の積算金額で、結果として落札率は99.039%となったものであります。予定価格と最低制限価格の間の価格で落札されており、公共工事の契約として適正な価格と考えておりますとの答弁がありました。 また、落札した業者以外も入札に参加したのかに対し、市内の建築一式工事のAランク4社、Bランク2社のうち、入札に参加したのは、Aランク3社で構成された特定建設工事共同企業体の1者のみが入札に参加され、他者は参加されませんでしたとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、続いて討論に入り、1委員より反対討論が、1委員より賛成討論がそれぞれあり、挙手採決の結果、賛成多数で原案承認と決しました。 続いて、議案第55号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)についての関係部分について、理事者より説明を受け、審査に入りましたが、何ら質疑なく、採決に入り、全員異議なく原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、報告を終わります。 ○議長(乾充徳君) 10番 遊田新庁舎建設特別委員長。         (遊田直秋君登壇) ◆新庁舎建設特別委員長(遊田直秋君) ただいまから新庁舎建設特別委員会の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 委員会は、去る12月13日午後1時30分から開会し、本委員会に付託されました1議案について審査をいたしました。結果につきましては、お手元の報告書のとおり、原案承認と決しました。 議案第53号 大和郡山市新庁舎建設工事請負契約について、理事者より説明を受け、審査に入りました。 その主な質疑については、条件付一般競争入札を行った理由はに対し、実施設計において、市の求める品質基準等について十分に検討し、設計に反映されているため、技術提案したとしても、発注予定ランク基準のゼネコン業者においては同程度の提案となり、評価点数に余り開きが出ないのが実情であり、一般競争入札が妥当と考えておりますとの答弁がありました。 次に、何者が入札に参加したのかに対し、入札公告を掲載した時点で入札参加の機会及び競争性が確保され、結果として特定建設工事共同企業体1者のみの参加で、最低制限価格と予定価格の間の適正な価格で落札されましたとの答弁がありました。 続いて、地方交付税の算入率の高い有利な起債の活用はに対し、当初、令和2年度までの4年間の時限措置がありましたが、その後、熊本地震を機に庁舎機能が重要視され、令和2年度までに実施設計に着手した庁舎の建てかえについて、当該有利な起債を活用できるよう延長措置が講じられましたので、これを活用して財源を確保しておりますとの答弁がありました。 以上で質疑を終了し、続いて討論に入り、1委員より反対討論が、1委員より賛成討論がそれぞれあり、挙手採決の結果、賛成多数で原案承認と決しました。 以上が審査の概要であります。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。ありがとうございました。
    ○議長(乾充徳君) ただいまの各委員長報告に対する質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、通告者の発言を許します。 14番 関本真樹君。         (関本真樹君登壇) ◆14番(関本真樹君) 私は、議案第45号 大和郡山市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正についてと議案第55号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)についての2議案について反対討論を行います。 議案第45号は、一般職の給与改定自体について反対するものではありませんが、人事院勧告に基づき決められており、地域の実態を反映していないという点について賛成しかねます。また、本来は別々で議論されるべき一般職と特別職の改定が、同じ議案として上程されていることにも違和感を感じます。 続いて、期末手当についてですが、奈良県議会においては、期末手当の額の決定方法のうち、これまで県職員の例により定められていたものを条例で直接規定を行うため、令和元年10月21日に日本維新の会から提案された奈良県議会議員の議員報酬額、費用弁償額及び期末手当の額並びにその支給条例の一部を改正する条例を賛成多数で可決し、今後は、期末手当の額の決定に当たっては、平成30年度の基準 1.675月分に据え置くこととしました。10月1日からは消費税が8%から10%となり、実質的な所得の減少が見込まれるときに、人勧に連動した期末手当上昇分を受け取ることはできないものと考えます。 また、日本維新の会は、それぞれの自治体において報酬の削減ができているか等にかかわらず、身を切る改革を行い、私どもも、これまで月額報酬の7%相当を被災地に義援金を送ること等で支援を行っていることを申し添え、反対とさせていただきます。 議案第55号についても、これに関する補正予算が含まれるため反対といたします。議員各位の御賛同をお願い申し上げまして、私の反対討論を終わらせていただきます。 ○議長(乾充徳君) 4番 尾口五三君。         (尾口五三君登壇) ◆4番(尾口五三君) 議案第45号 大和郡山市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について、賛成の立場で討論をいたします。 この議案は、人事院勧告に従い、職員の給与を月 0.1%引き上げるものです。 もともと労働基本権が制約され、給与など勤務条件の改定にみずからが関与できない公務員のため、第三者機関の人事院が国会と内閣に必要な見直しを求める制度であり、公務員と民間企業の従業員の給与水準を均等させることを目的に、原則毎年実施しているものです。このことは、民間企業との給与水準を均等させる必要がありますので、大賛成であります。 しかし、同時に特別職の期末手当0.05カ月分の増額などの議案とセットになっています。特別職の期末手当は、これ以上の増額は必要ありませんので反対であります。 しかし、同一議案で一括採決であり、主たる目的が職員の給与の引き上げであることから、賛成といたします。 ○議長(乾充徳君) 12番 上田健二君。         (上田健二君登壇) ◆12番(上田健二君) 私からは、議案第49号 大和郡山下水道条例の一部改正について、議案第54号 (仮称)平和認定こども園建設工事請負契約について、議案第55号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)についての3議案に対して、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。 まず、議案第49号の下水道条例の一部改正については、一般家庭20立方メートルの月額使用料で 2,475円から 2,882円に、 407円、25%の負担増となるものです。過去、値上げを否決した12年前、2007年は月額 1,391円でした。それと比較すると2倍以上の負担増です。これまで行われた値上げは、平成21、22年と平成24、25年と、過去4回段階的に引き上げられてきました。そして、来年はさらに令和2年、3年と値上げを行うというものです。 市は、値上げの理由に、下水道普及率95%を超え、間もなく耐用年数50年を超える管渠があらわれ、今後その数がふえ、多額の更新費が必要となる。また、平成21年度の地方公営企業法適用後10年が過ぎているが、現在も一般会計からの繰り入れに依存しており、独立採算制を基本とする企業会計の原則から外れているとして、今回の値上げで年間1億 9,000万円の料金収入が得られ、そのことで基準外繰り入れ1億 4,000万円を減らせるとしております。 しかし、ここ十数年、黒字経営を続けております。にもかかわらず、この時期、また値上げを行おうとしています。市民は、この10月から消費税の10%増税のもとで、ますます家計は厳しくなるばかりです。こんなときだからこそ、市の裁量で行える基準外繰り入れ、これを堅持して市民の生活を守るべきだということを指摘して、反対とさせていただきます。 続いて、議案第54号 (仮称)平和認定こども園建設工事請負契約については、契約金額5億 4,450万円で、クラハラ・和光・木村特定建設工事共同企業体が落札率99.039%で落札されています。落札率99%と高いところに疑問が残りますが、問題は現場を無視して設計が大幅に変更されたことです。 これまで、市は保育現場との協議を重ね、要望が一定反映された計画案を示してきました。しかし、9月に入り突如、5億円で設計してきたが、予算が1億 8,000万円オーバーした、そのために設計を変更し、園舎を大幅に縮小するという報告でした。例えば、子供たちが使う1階、2階のトイレがそれぞれ1カ所ずつ減らされ、2階の北側のバルコニーもなくしました。そのことで、ノロウイルスなどの嘔吐物を戸外に排出処理するところがなくなり、衛生面での不安があります。さらに、緊急避難用の滑り台がなくなり、かわりにハッチ式の救助袋が設置されるようになりました。 保育士さんは、設計をもとに戻すよう保育園で署名を集め、上田市長に届けられました。その署名は 141筆が集まったそうです。署名を届けたとき、吉村副市長に、この救助袋では避難訓練のときにけがをする可能性があると訴えたそうです。そのとき、副市長は、何かあれば市が責任を持って対応すると言われました。 でも、保育士さんはこう言います。私たちは、そんなことを言っているんじゃないんです、避難訓練でけがをさせることはあってはいけないんです、けがをすれば、子供も保護者もつらいし、現場にいた職員もつらいんです、だから危険だと心配するような救助袋を使いたくないんです、通常の滑り台にしてくださいと訴えています。 また、ある保育士さんはこう言います。袋状の避難スロープ、子供たちには外が見えません、下で待機している保育士や上で見守る保育士も子供の姿が見えません、筒の中を滑り落ちる子供を下で受けとめるのが怖い、何かあればと考えると怖い、子供たちの安全のためにも、ほかの園と同じ滑り台式の避難スロープにしてほしいと話します。 また、別の保育士さんは、本当にこんな多額の費用がかかるのか避難器具メーカーに問い合わせたところ、ハッチ式が80万円、滑り台式が 200万円だということも調べて報告していただきました。 私は、教育福祉常任委員会で、このままだと危険だから、後からでも補正予算でつけかえることは可能ではということを聞きました。それに対し、理事者は、消防署とも相談して安全だと確認している、避難経路は別に2カ所、階段でおりる方法もあるので補助的に考えているということでした。1億 8,000万円の予算オーバーについても、人件費、材料費の高騰、園庭確保のために1階から2階に整備変更したことも理由に挙げられております。 今回、予算の枠内でおさめるために子供の安全、命が軽視をされ、重大な後退をしたということを指摘して、反対とさせていただきます。 そして最後、議案第55号、一般会計補正予算については、この中に母子保健費、システム開発委託料 136万 4,000円と、生活保護総務費、システム開発委託料 242万円が含まれています。これは、マイナンバーカード取得を促進するために、ことし、国会で可決したデジタル手続法の施行に伴い、行政の手続や業務に用いる情報を紙からデジタルデータに転換し、オンライン化、子育てや介護を初めとする行政手続がワンストップでできたり、行政機関のお知らせの確認を自宅のパソコンやスマートフォンでできるというものです。具体的には、マイナポータルという政府が運営するオンラインサービスに登録すれば、インターネットを通じ、行政機関が持っている自分の個人情報を確認できたり、行政サービスの検索やオンライン申請ができるそうです。さらに今後、ネットバンキング、ペイジーやクレジットの公金決済もできるそうです。 しかし、近年、個人情報の流出が後を絶ちません。民間では、トヨタ自動車、ユニクロ、ベネッセなどで顧客情報の流出、イオンカードの不正ログインによる 2,200万円の被害が出てきております。また、公的機関でも、横浜市鶴見区役所でマイナンバーカード78枚と交付用端末機パソコン1台が盗まれ、今月に入ってからも、神奈川県が借りていたパソコンのサーバー、ハードディスクがインターネットオークションで転売をされ、情報機器関連会社の社員が逮捕されております。 情報は、集積されるほど利用価値が高まり、攻撃されやすく、情報漏えいを 100%防ぐ完全なシステム構築は不可能です。意図的に情報を盗み、売る人たちがいる中で、取り返しがつかなくなります。国民にとって切実な必要性も緊急性もない中、マイナンバーカードの普及率は16%にとどまっています。そこまでしてお金をかける費用対効果も疑問が残ります。今後、ランニングコストのことも考えると、税金の無駄遣いと言わざるを得ません。 補正予算の中には、金魚品評会に係る経費、雨水貯水池整備工事費、城ホールの修繕費、観光協会補助金などの賛成できるものばかりですが、一括採決のために反対といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(乾充徳君) 2番 西村千鶴子君。         (西村千鶴子君登壇) ◆2番(西村千鶴子君) 私は、議案第55号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場で討論させていただきます。 本予算は、昨今多発している水害の不安を軽減するための雨水貯水池整備工事費や、市民の楽しみであるお城まつりの安全を強化するための補助金、また、生活保護の方の医療費の増大に対応するものや、健康診断の結果をポータルサイトで一元管理され、保護者と本人が必要なときに見られるシステム開発費で母子保健の利便性を高めるものです。 近年のデジタル化にそぐったもので、本案にはカード決済のことは含まれておりません。そして、その財源は国庫負担金や補助金を最大限に活用できるもので、市の財源負担が少なく、市民の生活向上に資するものとなっており、大変評価できるものであります。 もし、この補正予算が万が一否決されれば、入院治療が必要な生活保護の方が困ることになり、市民の楽しみのお城まつりでの安全を守ることができなくなります。 以上の理由から、議案第55号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)について賛成いたします。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、私の賛成討論を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(乾充徳君) 13番 丸谷利一君。         (丸谷利一君登壇) ◆13番(丸谷利一君) 私は、議案第49号 大和郡山下水道条例の一部改正について、もう一つ、議案第53号 大和郡山市新庁舎建設工事請負契約について、この2つの議案に対しまして、反対の立場で討論をさせていただきたいと思います。 まず、議案第49号 大和郡山下水道条例の一部改正について反対の理由として、まず第1に言いたいのは、この10月に消費税が御承知のとおり8%から10%に値上げされました。これによりまして、市民の生活、これ非常に圧迫しておりまして、また飲食店なんかは、軽減税率がありますけれども、非常に経営が困難になっているということがあります。 この消費税が8%から10%に値上げするということに対しまして、日本維新の会としても反対なんですけれども、この値上げの直後に下水道料金の値上げ、これが一般家庭用の下水道料金では23%の値上げ率になっておると。ちょうど10年前、今も上田議員のほうからも説明ありましたように、 1,391円の、平均の、そういう下水道料金から倍以上、今回の値上げをしますと上がるということになるわけです。そのことによって、これはもう市民生活をさらに追い打ちかけるような値上げにならざるを得ない、これが第1点の反対の理由です。 2つ目は、経営の努力ということを考えますと、この下水道事業が、これまで担当者の努力はいろいろされてきたということはわかるんですけれども、本当に経営努力を行政として、この財政健全化、下水道事業の健全化のために行ってきたのかというと、必ずしもそんな努力の跡、見えないわけです。この前の理事者側の答弁でも、いろいろ経営努力、人員を2人か3名減らしたとか、あるいは地方債の借りかえですか、これを、借りかえをして、低利率の借りかえにしたとか、あるいはまた下水道を既に普及しているところで下水道を供用しておらないところについて、下水道を使ってもらうように努力したとか、そういうことをおっしゃっております。しかし、それで本当に真剣に、果敢に、財政再建のために、経営健全のために努力したのかといいますと、こんなのは当たり前の話だと、私はそのように思います。 いろいろ対照的に出して申しわけないんですけれども、私も前もちょっと、議会再開日で言いましたけれども、上水道のほうは、平成8年に 17.98%値上げされまして、それ以後24年間、値上げされていないんです。しかも、内部留保は85億円前後ですか、ぐらいの巨額の内部留保がたまってきているということでありまして、同じ独立採算でもこのような差が出ているんですね。水道事業のほうは、もう既に二十数年前から、この財政再建のために郡山市の地下水源を、比率、受水率、市民に供給する水道水の半分は地下水で確保するんだというような方針に基づいてやってきましたし、さらには経営健全化のために人員も大幅な削減、そして経費の見直し、これをもう徹底的にやってきた、そういうことがあるんです。そのことが、今日、24年間も値上げせず、このままの状況になっている。 一方、下水道は、これも先ほど上田議員もおっしゃいましたけれども、平成21年、22年、そして24年、25年と、条例の改正は2回だと思いますけれども、このように10年間で4回も値上げされている。そして、今回の値上げは一般家庭用で、そういう23%という、この大幅な値上げを見ても、これは到底容認できないし、そのことを想定した形で経営健全化に向けての努力というのがほとんどされておらなかったのではないかと、これが2つ目の反対の理由です。 もう一つ、私は、平成30年の3月議会だったと思いますけれども、下水道料金の超過負担金問題について理事者側の考え方を問いただしたことがあるんですけれども、本来、郡山市の下水道料金というのは、郡山市が使った分に応じた経費、費用があります。この費用を応分の負担をして下水道料金を定めていくということなんです。それが独立採算制の、これはもう大原則なんですよ。これが、実は宇陀あるいは吉野とかで非常に下水道料金が赤字であるということで、その赤字分を郡山市が1億 7,200万円負担しているんです。これを下水道料金で換算しますと、これ平成28年の話ですけれども、11.4%の比率を占めると。したがって、この超過負担分がなかったら、11.4%、それだけでも下水道料金値下げすることができるんですよ。 したがいまして、そのような、政策で、下水道法に逸脱するような形で料金設定されている、それを甘んじて県の方針に基づいて大和郡山市が受けているとするならば、それこそ共産党がおっしゃっているように、基準外の一般会計からの繰り入れというのが当然あってもしかるべきものであると、それもなされておらない、こういうことが反対する3つ目の理由でございます。 大和郡山市は、結果を見ますと、23%の料金値上げされますと 2,900円近くなるんですか、平均、これは奈良市に次いで2番目に下水道料金が高いという現状になるわけです。 これ、行政、理事者側のほうもよく聞いてほしいんですけれども、大和郡山市の下水道をめぐる立地条件というのはどういうものか。もう明らかに有利なんです。大和郡山市は、御存じのとおり、42平方キロメートル、面積が狭いんです。しかも、平地がほとんどです。矢田丘陵の一部を除いて、可住地面積率というのは90%、これは高田市に次いで高いんです。そういう人口の割合にして面積が非常に狭いということは、下水道の普及をするに当たって、投資するに当たって極めて有利な立地条件であるということを、まずやっぱり念頭に置いていくべきであると、そのように思います。 そして、南部に昭和工業団地という奈良県最大の出荷量を誇る工業団地がある。この工業団地というのは大口の需要者なんですよ。大口の需要者というのは、1トン当たりの下水道料金、非常に高いんですよ。だから、それだけ、昭和工業団地が控えているということは、下水道事業にとっては非常に有利なんです。 そういうことを総合的に考えると、郡山市の今回の下水道料金というのは余りにも現状から離れているんじゃないか、このように思うわけであります。 以上の理由で、議案第49号 大和郡山下水道条例の一部改正について反対をいたします。 続きまして、議案第53号でございます。大和郡山市新庁舎建設工事請負契約についてということであります。 これにつきましては、今回、新庁舎を建設するに当たりまして、この契約率が99.058%、ほぼ100%近い形で、契約金額が76億 4,500万円という契約金額であります。もうむちゃくちゃに膨れ上がっているんです。 私も、前期の市会議員当時、この庁舎の建設特別委員会に入っておりましたけれども、そのときに、当初60億ぐらいではないかと言われていまして、それから62億になり、68億になり、そして最近では80億を超えるというふうな見込みが理事者側からいろいろ報告されております。まさに、そういう新庁舎をめぐる建設費というのは、もう青天井で、どんどん上がる一方だというような状況であります。 この要因は、いろいろあるんですけれども、私がまずこの契約に反対する理由は、現在の庁舎の跡地でこの新庁舎を建てるという場所の選択です。これについては、私は当初から、ここではだめだと、郡山市の30年、そして50年の将来を見据えたときには、やはり郡山の中での一番の中間地点、つまり杉町とか本庄町とか、JRや近鉄の交差するあの地点は、警察も郵便局も消防も、いろいろなそういう企業が存立しておるわけでございまして、そこに持ってくるというのが一番妥当ではないかと、まさに今、上田市長も推薦されているリニアの誘致等も考えて、今後のまちづくりから考えると、この場所に持ってくるというのはいかがなもんかということを、私は反対を表明しておりました。 今回の76億 4,500万円、これが今後もこれだけではおさまらない。まだ附帯事業とかいっぱいあるんですよ。多分、これ5億、6億になるんじゃないかと予測するんですけれども、そう考えると、これはもう80億円を軽く突破するというような状況にあります。 今、いろいろ議会運営委員会にしても、いろいろな経費の節減とか、細かいことでいろいろ言われる意見もたくさんございます。しかしながら、この庁舎の問題をめぐって、一度も、少しでも安い経費で、投資で、そして国とか県の補助を受けながらやるというような、そういう議論がなかなかされておらないということについては、非常に残念な思いをしております。 今回、このように建設費が莫大な建設費になってきていると、そして今後もまだ膨らむという見込みであるということです。その理由は、やはりもう簡単ですよ。これをここで、入ってくるところが2カ所しかない、この南と、そして西側。道路が狭い、大型車が入れない。そして駐車場がないから地下の駐車場をつくらなければならない、これだけでもすごい投資がかかっているんですよ。そして、この横に新しい庁舎を、隣接した状態で建てるんでしょう。そら工事費、高くなりますよ。 そういうことを総合的に考えて、やはり場所の選定とか建設経費のことについて考えて、将来の郡山のために、あるべき新庁舎の姿というか、これが今回の契約、議案第53号の大和郡山市新庁舎建設工事請負契約についてということについて、どうしても賛成することはできないんです。 庁舎の建設、これは必要です。これは私も認めております。しかしながら、自分の家庭だったら、自分の家を建てるのにこんな契約のことをするか、自分の腹が痛まないからこんな安易な形でやっているんやないかと、私はそういう疑問を感じております。 以上の理由で、私はこの議案第53号 大和郡山市新庁舎建設工事請負契約について反対をしたいと思います。皆さんの御賛同を心からお願い申し上げまして、私の反対討論を終わりたいと思います。 ○議長(乾充徳君) 17番 堀川 力君。         (堀川 力君登壇) ◆17番(堀川力君) 私は、議案第53号 大和郡山市新庁舎建設工事請負契約について、同じく議案第54号 (仮称)平和認定こども園建設工事請負契約について、賛成の立場で討論をいたします。 まず、双方の議案、この案件に関しては、どちらも条件付一般競争入札という公平な入札方法によって業者選定に至った議案であるということを、皆さん御理解をしていただいておろうと思います。 契約金額、大和郡山市の新庁舎の建設の工事ですが、76億 4,500万円、落札率が 99.05%、そして(仮称)平和認定こども園の建設工事の契約金額が5億 4,450万円、落札率99.039%、確かに落札率だけを見れば高いようにも見えるわけでございます。 しかしながら、予定価格と最低制限価格の範囲内であれば契約として適正な価格であるということは、私が申し上げるまでもなく、皆様、御承知をしていただいておろうかと思います。 何よりもまた、金額の規模は違えども、どちらの建物、その建造物、大和郡山市の現庁舎、今まであった平和幼稚園においても、耐震基準を満たしていないといった観点からも、早急に、一刻も早く新たに建てかえなければならない、対応していかなければならないという大きな課題を抱えた案件であったということ、これも皆さん御承知のとおりであろうと思います。どちらも大変重要な工事を今から行っていこうという案件であります。 まず、議案第53号の新庁舎建設工事請負契約についてでありますが、遊田委員長がまとめていただいております新庁舎建設特別委員会においても反対討論、そして今もまた反対討論があったわけでありますが、その反対討論を見てみますと、大きく反対をされておられる理由が、場所の選択がここではないと、違っているというのが1点、これは委員会でも反対討論の一つにお述べになった反対理由でありますが、市庁舎建設推進特別委員会、そして名前が新たに変わり、新庁舎建設特別委員会、ここにおいても各委員によって議論が出尽くした結果、現庁舎跡にということで決まったというふうに私は理解をしておるわけであります。ここではなく、今、場所をお述べになられたような、いろいろな場所をお述べになられましたが、今からその場所をどこにするのかというのは、もう議論を尽くされた結果、今この場所で話すべき問題ではないというふうに理解をしております。 また、多額の建設費用がかかると。76億 4,500万円、確かに安くはない価格ではあろうと思います。これも、委員会においても多額の費用がかかると、そして多額な費用が将来の市民が負担をしていくということになれば、将来に対しての市民の負担だと、できるだけ少ない額でやっていただきたいということも反対の理由に委員会でもお述べになっておられますが、市民に対しての負担であるということは私は思いません。できるだけ安価に、完璧な完全なものができれば言うことはありませんが、それも熟慮した上でのこの契約金額に至っておるというふうに理解をします。 負担という考え方ではなくて、新たな大和郡山市のその庁舎は、未来を生きる市民に残していく財産というような考え方にはならないでしょうか。私は、50年先にも誇れるような立派な庁舎の建設を切望もしておりますし、それが50年先に生きる市民の大きな財産であろうというふうにも考えるわけであります。 この契約金額、76億という大変多額な額であろうとは思いますが、いろいろ、もろもろ熟慮した設計をされたその結果、この工事請負契約になったというふうに理解しておりますので、ぜひとも市民に胸を張って誇れる庁舎を建設していただきたいというふうに思います。 次に、(仮称)平和認定こども園の建設工事においても同じくであります。 先ほども、これも反対討論が違う議員の方からありました。計画段階での予算、現場の方と話をされているときの、あくまで計画段階の予算が違っていたということでありますが、あくまで計画段階であります。 そして、一番大きくおっしゃっておられたのが緊急避難用の滑り台と、避難設備といったところで懸念をされておられるというふうに思いますが、子供の命が軽視されたんだということでありますが、私は、今までも平和幼稚園に関して、一般質問でも何度も取り上げをさせていただいておりました。この平和幼稚園に関しては、耐震基準を満たしていなかったということもあって、子供たちに一刻も早く安心して通園できる安全な園をということで要望させていただいておりました。その結果、行政として早い御決断として平和認定こども園をということで、今、進んでいったというような経緯があるわけであります。これで、耐震基準もクリアされて、新たな認定こども園ということで生まれ変わった園で安心して子供たちも通園させることができると、地域の保護者の方もさぞや喜んでいただいていることであろうと思います。 そして何よりも、どちらの工事に関しても、今までに実績のある市内建築一式A等級の業者が契約先に選定をされております。市内の公共工事においては、市内業者に責任を持って工事を遂行していただくのは当然であろうとも考えております。 以上のような理由から賛成といたします。議員各位の御賛同をよろしくお願い申し上げまして、討論を終わります。 ○議長(乾充徳君) 1番 東川勇夫君。         (東川勇夫君登壇) ◆1番(東川勇夫君) 私は、議案第49号 大和郡山下水道条例の一部改正について、賛成の立場で討論させていただきます。 この議案第49号は、下水道料金を値上げするために条例を改正するという議案であります。今回の値上げの理由として、1つ目に、収入である使用料が減少しているため、2つ目に、老朽化した下水道管のつけかえをする工事費のため、3つ目に、一般会計からの補填費を削減するためであると、3つ挙げられておられます。 何よりも、老朽化した下水道管のつけかえ事業は絶対に必要であります。ことしの台風災害で、長野県や千葉県で、何日も水道が使えない、トイレが使えない、電気が使えなくなって、日常生活に欠かせないライフラインがストップして住民が大変困られておられたのであります。このようなことにならないように、事前に下水道の維持管理をしていくことが行政の務めであり、災害が起こり、市民生活に支障が出て、市民が困り、苦しまれてから大きな予算を使っても意味がなく、これでは安全・安心のまちづくりとは言えないのであります。いつ起こるかわからない災害のために、市民が安心して暮らせるためにも、老朽化した下水道管の維持管理をして、ライフラインを守るための値上げなら仕方がないのかなと思っております。 また、一般会計から現在、約9億円という多額な金額が繰り入れされております。今までは10億円でありましたが、前回値上げされたから1億円削減されて9億円になったわけであります。この9億円のうち、地方公営企業に対して、一般会計から繰り入れしてもよいという法律で認められた金額が約6億円であります。残りの3億円は、法律で認められていない一般会計からの繰入金であります。 もし値上げをしない場合は、大和郡山市の下水道事業は厳しいのに、値上げをしないでよく頑張っておられると思われるかもしれません。値上げをしない分、一般会計から3億円もの法定外の金額が繰り入れられていることであるのを皆さんは御承知だと思っております。市民から下水道の使用料を取り、下水を使用しておられない方が納めた税金である一般会計から下水道に繰り入れをしているということは、公平性に欠けることになります。そこで、地方公営企業として独立採算であるから、いつまでも一般会計から多額な金額を借り入れしてもらうわけにはいかないということで繰入金を削減させるという、そのための値上げなら、これも理解ができるのであります。 一般会計から下水道事業に3億円も繰り入れていますが、もしこの繰入金がなかったら、その3億円は教育費に、福祉費に使えるのであります。議員は、一般会計から3億円もの多額な金額を下水道事業に繰り入れているということを御承知だと思います。市民の方は、このことは御存じないわけでございます。議員として、真実を正しく市民に伝える義務と責任があるのであります。議案第49号を審議する委員会で、勝又部長は、なぜ値上げをするのか、なぜ今、値上げが必要なのか、広報紙やチラシにイラストを交えて、わかりやすく市民に説明すると力強くおっしゃいました。市民に値上げの必要性を正しく伝えれば、必ず御理解してくださると思います。 快適で文化的な生活を送るために、下水道維持管理のために、さらに一般会計から繰入金を削減させるための値上げでありますから、議案第49号は賛成するのは当然であると考え、賛成討論をさせていただきました。値上げがおかしいと言われる方がおられますが、文化的な生活をストップさせないために値上げは当然であり、値上げをしないほうがおかしいのであると、市民代表の議員として、私はそう考えております。議員各位の御賛同をお願いいたしまして、私の賛成討論を終わります。 ○議長(乾充徳君) 以上で通告による討論を終わります。 ほかに討論ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議事の都合により、議案第45号、議案第49号、議案第53号から議案第55号までについては、後ほど取り扱いいたします。 議案第42号から議案第44号まで、議案第46号から議案第48号まで及び議案第50号から議案第52号までについて一括採決いたします。 ただいまの各委員長報告は、いずれも原案を可とするものであります。 議案第42号 大和郡山附属機関設置条例の一部改正について、議案第43号 大和郡山附属機関設置条例の一部改正について、議案第44号 大和郡山市の非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について、議案第46号 大和郡山災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について、議案第47号 大和郡山会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について、議案第48号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、議案第50号 大和郡山市立南井町ふれあいセンターの指定管理者の指定について、議案第51号 財産の譲与について、議案第52号 市道路線の認定について、以上9議案を委員長報告どおりに決するに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よって議案第42号から議案第44号まで、議案第46号から議案第48号まで及び議案第50号から議案第52号までの9議案は原案どおり可決されました。 次に、議案第45号 大和郡山市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって議案第45号は原案どおり可決されました。 次に、議案第49号 大和郡山下水道条例の一部改正についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって議案第49号は原案どおり可決されました。 次に、議案第53号 大和郡山市新庁舎建設工事請負契約についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって議案第53号は原案どおり可決されました。 次に、議案第54号 (仮称)平和認定こども園建設工事請負契約についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって議案第54号は原案どおり可決されました。 次に、議案第55号 令和元年度大和郡山一般会計補正予算(第4号)についてを挙手により採決いたします。 委員長報告は原案を可とするものであります。 委員長報告どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって議案第55号は原案どおり可決されました。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第3 意見書案第13号 女子差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 4番 尾口五三君。         (尾口五三君登壇) ◆4番(尾口五三君) 女子差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書(案)の提案理由を説明させていただきます。 あらゆる分野における女性差別の撤廃をうたった「女子差別撤廃条約」の実効性を高めるため、同条約の選択議定書が1999年の国連総会で採択されました。同条約を締結する 189ヵ国のうち、 112ヵ国が選択議定書を批准しています。また、OECDへ加盟する36ヵ国では、30ヵ国が批准しています。 政府が女性の活躍を推進している一方で、各国における男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数2018」によると、日本は世界 149ヵ国のうち、 110位といまだ低い状況です。 近年、財務省高官によるセクハラ疑惑や大学の医学部入試で女性受験者に不利な得点操作が行われるなど、女性差別が明らかになりました。 こうした現状に即し、女性差別撤廃の取組強化を図るために、選択議定書の批准を求める声が高まっていて、批准を求める請願も国会に提出されています。 選択議定書が批准されれば、同条約に定められた権利侵害について、「女子差別撤廃委員会」に対し、個人又は集団が直接通報することができ、同委員会は通報について調査や審議をおこない、必要に応じて該当する締約国に対し勧告や見解の提出を求めることができます。 「第4次男女共同参画基本計画」には、女子差別撤廃条約の積極的遵守等に努めることや、女子差別撤廃条約の選択議定書の早期締結について真剣に検討を進めることが明記されています。 よって、本市議会は、国会及び政府に対し、日本が人権の先進国として国際社会で信頼されるため、同条約の選択議定書を速やかに批准するよう強く要望します。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣です。 よろしくお願いいたします。 ○議長(乾充徳君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 意見書案第13号 女子差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書(案)を原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって意見書案第13号は原案どおり可決されました。 本意見書を直ちに国会及び関係行政庁へ送付いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第4 意見書案第14号 教職員定数の改善、少人数学級の推進及び義務教育費国庫負担制度の充実を求める意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 12番 上田健二君。         (上田健二君登壇) ◆12番(上田健二君) 早速、提案理由を述べさせていただきます。 全国市議会旬報令和元年度9月5日号によると、5月から7月に全国の市議会で可決した意見書のうち、義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充が最多の90件となりました。 意見書では、平成18年度義務教育国庫負担率の引き下げが各都道府県の財政を大きく圧迫し、財政規模の小さい自治体では十分な教育条件整備ができず、地方の教育格差拡大が懸念されているとしている。その上で、義務教育の機会均等と水準の維持・向上を図るために必要不可欠な義務教育費国庫負担制度を堅持し、負担率を2分の1に復元することを求めております。 続いて、教育関連で多いのが、教職員定数の改善が42件と5番目となっており、それに続いて、令和2年度の教育予算の拡充が40件、7番目に多くなっています。続いて、少人数学級の推進として36件、8番目に多くの自治体で可決をされてきております。 本市においても、このいじめ問題で教員の補充員が足りていない、そういったことが一つの課題となっております。この意見書が本市の教育環境の改善の一助になればと思い、今回提案させていただきました。 皆さんの御賛同、どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(乾充徳君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 意見書案第14号 教職員定数の改善、少人数学級の推進及び義務教育費国庫負担制度の充実を求める意見書(案)を原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手多数であります。 よって意見書案第14号は原案どおり可決されました。 本意見書を直ちに国会及び関係行政庁へ送付いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第5 意見書案第15号 「桜を見る会」の徹底究明を求める意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 11番 徳野 衆君。         (徳野 衆君登壇) ◆11番(徳野衆君) では、「桜を見る会」の徹底究明を求める意見書(案)の提案理由を説明させていただきます。 一昨日に発表された共同通信の全国世論調査では、桜を見る会の疑惑に関し、安倍首相が「十分に説明しているとは思わない」が83.5%となっています。名簿に関しての菅官房長官の説明に「納得できない」は77.9%、また、内閣支持率も9月以降連続で支持率が下がっている状況です。まさに、桜を見る会私物化をめぐる疑惑は、多くの国民に不信と怒りを広げています。 そもそも、この桜を見る会、毎年予算が 1,766万 6,000円なのに対し、2018年は3倍の約 5,200万円に膨れ上がったことと、参加者の異常なふえ方に端を発したわけです。予算が大きく上回った理由の答弁が、セキュリティーに大きくかかった、または参加者の入念なチェックに係る費用だったと。セキュリティーにお金をかけて、何で反社会的勢力の方々が中に入れるんでしょうか。 その中の1人、ジャパンライフ元会長が安倍総理枠で招待されていたことが追及されると、個人的な関係はないと答弁をしていました。しかし、調査では、1984年、安倍首相が大臣秘書官だったときに、この方と一緒にニューヨーク訪問しているなど、30年以上前から接点があるということが明らかとなっています。 また、安倍総理枠には地元後援会員多数と、私人であるはずの安倍昭恵夫人枠もあり、お友達を大量に呼んでおられました。これこそ、税金で行う公的行事の私物化ではないでしょうか。これに反論できる方がいらしたら、ぜひ聞きたいと思います。 一体どんな方々を招待したのか、資料請求した1時間後に名簿が速攻シュレッダー行きとなっておりました。追及したら、バックアップデータもない、復元もできないと言う。完全に隠蔽工作ではないでしょうか。 言いわけでは8週間後に消去されるとのことでしたが、資料請求された時点ではまだ復元可能だったと追及すると、あろうことか、データは公文書じゃないんですという答弁でした。これには、各専門家、閣僚経験者からも大きく反論が出ています。元公文書管理委員会で弁護士の三宅氏は、国会議員が資料を要求したのに復元しないのは公文書管理法違反ですと明言をされています。何か不測の事態、例えば過去の災害データをもとに対策をとるときや、過去の経過から予算等をつくる材料として行政に保管されるデータは、誰が考えても公文書なんです。 ちなみに、データ復元できない理由は、シンクライアント方式だからと安倍首相が言ったその日に、ネット上では、シンクライアント方式ならデータの完全消去は困難だと、復元は簡単だと、安倍さん、うそついているよと盛り上がる始末でした。 そもそも、桜を見る会の名簿の保存期間は、麻生政権のときですら3年だったのが、安倍政権になって1年となり、今回の反社疑惑で急遽1年未満となったんです。個人情報保護だからと言っていましたけれども、ことし、自民党自身が、招待者推薦に当たっては情報公開法の対象となると通達まで出していて、情報公開しないのはなぜでしょう。知られたら困ることがあるからではないでしょうか。 ちなみに、大和郡山市の表彰式に招待された功労者名簿は永年保存だそうです。清廉潔白、何の疑惑もない表彰されるべき方々です。 しかし、こんな意見も少数ですがあります。例えば、桜を見る会の徹底究明は、もういいでしょう、ほかにもっと大事なことを審議すべきと。そのとおり、大事なことはたくさんあります。先に進めなくしているのは安倍首相です。最初から正直に国会答弁をして、名簿やホテルの明細書も隠さず出していれば、すぐに片がつく問題です。次回は中止にすると言って収束を図ろうとしていましたが、それもおかしな話で、桜を見る会自体がだめではなくて、さまざまな私物化疑惑、法令違反を隠そうとしている安倍首相がだめなんですから、そこを徹底究明抜きにして終わったことにしないでほしいという声が多数です。 あと、民主党政権時代もやっていたという声も聞きますが、これは昭和27年、吉田首相のときからずっと1万人規模で功労者の方々を招いていたそうです。しかし、小泉政権の最後で1万 3,000人と少しふえましたが、民主党政権でまた1万人に戻しています。その後、安倍政権になってから、うなぎ登りで1万 8,000人です。国民民主党の玉木議員がはっきりおっしゃっていたのは、民主党政権のときは公開することを前提に推薦する名簿を求めていたと、そして加えて各議員には、原則として同一人物が連続して招待されないことや、国民から疑惑を持たれないよう十分配慮して選考するよう文書が出されていたとのことです。このことからも、安倍政権から腐敗をし、数々の違反行為疑惑を平然と行ってきたのは明らかです。 つい一昨日の定例会見で菅官房長官は、各社世論調査で政府の説明に納得できないという意見が大半を示したことに対し、一つ一つ丁寧に対応したいと、小声ではありましたが答えています。国民に納得のいく丁寧な対応をしていただけるそうなので、これは菅官房長官の思いに応えるためにも徹底究明を求め、正常な国会運営と民主主義を守るためにも、会派、党派を超えて御賛同いただけますようお願い申し上げまして、提案理由とさせていただきます。 ○議長(乾充徳君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ございませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論ありませんか。 13番 丸谷利一君。         (丸谷利一君登壇) ◆13番(丸谷利一君) 私は、「桜を見る会」の徹底究明を求める意見書に反対の立場で討論をさせていただきたいと思います。 今、徳野議員もおっしゃったこの真相究明というのは、私もそれは必要であると、また非常に説明不足であるというような安倍首相、自民党の対応もしているということもよくわかっております。けれども、地方議会としてその徹底究明を求めていくことが、今の国会にとって最も重要な課題かということを考えたときに、そうじゃないだろうという思いです。 今、日本を取り巻く状況というのは大変厳しいものがありまして、北朝鮮とアメリカの非核化の問題もありますし、また、韓国の文在寅と安倍政権との確執もありますし、また中国の尖閣諸島をめぐる体制、いろいろなそういう中国艦船が威嚇をしているというような問題あります。また、消費税の増税によりまして、非常に景気が減速しているという問題もあります。そういった国民の安全と、そして生活に関するこの課題というのは山積している。それこそが集中的に審議すべきものであると、このように思うわけであります。 それぞれの政治家、政党の立場、それぞれの思いで発言され、主張され、国会で闘われるのは自由であると思いますけれども、こうした桜を見る会の問題の真相究明というのは、国会の中で特別委員会でも設けてやるというのが筋であって、それがされないからいうて国会審議が前へ進まへんということは、国民の国益にとって、これは大きなマイナスであるんじゃないかというふうに、私はそのように思っております。 以上の理由から、この意見書に反対したいと思います。 ○議長(乾充徳君) ほかに討論ありませんか。 4番 尾口五三君。         (尾口五三君登壇) ◆4番(尾口五三君) 「桜を見る会」の徹底究明を求める意見書(案)に賛成の立場で討論をさせていただきます。 議長のお許しを得て、新聞を持ってまいりました。「しんぶん赤旗」日曜版10月13日号、これが最初のスクープで、きっかけなんです。これが始まりです。その後、田村智子参議院議員が国会の質問の中で、安倍首相主催の桜を見る会をめぐる疑惑が国政の重大問題になってきたと。 この問題は3つの疑惑があります。1つは、桜を見る会を安倍後援会が私物化し、国民の血税を使って買収を行っていたという疑惑、2つ目は、1人当たり 5,000円の会費を取り、 850人規模で開催した前夜祭の収支が安倍氏の関連政治団体の収支報告書に記載されていないという問題、そして3つ目が安倍首相の虚偽答弁の問題です。官邸内に推薦枠があったにもかかわらず、招待者の取りまとめに関与しないと参議院の予算委員会で述べたのは、明らかな虚偽答弁と言えるのではないでしょうか。 こういう3つの大問題がありましたが、また、もう一つ、大問題が出てきました。悪徳マルチ商法ジャパンライフの山口隆祥会長を招待した。このとき、もうこのジャパンライフは、資金繰りができなくなって倒産寸前だったわけです。その招待状をチラシに張って、最後のあがきの勧誘をしていた、こういうことがわかったんです。 7,000人の被害者で被害が 2,000億円に上っているわけですから、これは余りにもひどい状況ではないでしょうか。 こういうことから見ても、安倍首相しか知り得ない問題を国会の中でしっかりと解明すべきだと思いますので、この意見書は賛成とさせていただきます。 以上です。 ○議長(乾充徳君) ほかに討論ないですか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 討論がないようでありますので、これをもって討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 意見書案第15号 「桜を見る会」の徹底究明を求める意見書(案)を原案どおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。         (賛成者 挙手) ○議長(乾充徳君) 挙手少数であります。 よって意見書案第15号は否決されました。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 日程第6 意見書案第16号 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書(案)を議題といたします。 朗読を省略し、提出者の説明を求めます。 4番 尾口五三君。         (尾口五三君登壇) ◆4番(尾口五三君) 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書(案)の提案理由を説明させていただきます。 本年8月、茨城県の常磐自動車道で、男性が執拗なあおり運転を受けて車を停止させられ、容疑者から顔を殴られるという事件が発生した。また平成29年6月には、神奈川県内の東名高速道路において、あおり運転を受けて停止した車にトラックが追突し、夫婦が死亡している。こうした事件・事故が相次ぐ中、「あおり運転」をはじめとした極めて悪質・危険な運転に対しては、厳正な対処を望む国民の声が高まっている。 警察庁は、平成30年1月16日に通達を出し、道路交通法違反のみならず、危険運転致死傷罪や暴行罪等のあらゆる法令を駆使して、厳正な取り締まりに取り組んでいるが、いわゆる「あおり運転」に対する規定がなく、防止策の決め手とはなっていない。今後は、あおり運転の厳罰化に向けた法改正の検討や更新時講習などにおける教育のさらなる推進及び広報啓発活動の強化が求められるところである。 そこで政府におかれては、今や社会問題化している「あおり運転」の根絶に向け、安全・安心な交通社会を構築するため、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。                      記 1.道路交通法に「あおり運転」の定義を新たに設け、厳罰化については、危険運転を行った場合のみでも厳しく処罰される海外の事例なども参考としながら、実効性のある法改正となるよう、早急に検討を進めること。 2.運転免許更新時における講習については、これまでの交通教則による講習に加え、あおり運転等の危険性やその行為が禁止されていること及びその違反行為に対しては取締まりが行われることについての講習も行うこと。また、更新時講習に使用する教本や資料などに、これらの事項を記載すること。 3.広報啓発活動については、あおり運転等の行為が禁止されており、取締まりの対象となることや、「あおり運転」を受けた場合の具体的な対処方法などについて、警察庁及び都道府県警察のホームページ、SNSや広報誌などを効果的に活用し、周知に努めること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 提出先は、内閣総理大臣、国家公安委員長であります。 御賛同よろしくお願いします。 ○議長(乾充徳君) ただいま説明が終わりました。 これより質疑に入ります。 御質疑ありませんか。         (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御質疑がないようでありますので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 討論を省略し、直ちに採決に入るに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よってこれより採決に入ります。 意見書案第16号 「あおり運転」に対する厳罰化とさらなる対策の強化を求める意見書(案)について、原案どおり決するに御異議ございませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾充徳君) 御異議なしと認めます。 よって意見書案第16号は原案どおり可決されました。 本意見書を直ちに関係行政庁へ送付いたします。    ─────────────────────────────────── ○議長(乾充徳君) 以上で、今期定例会に付議されました議案は全て議了いたしました。 議員各位には、12月5日以来、連日にわたり慎重に御審議願い、御苦労さまでした。 本年も残りわずかに押し迫っております。何かと御多忙とは存じますが、議員各位、理事者の皆様におかれましては、健康に留意の上、よき新年を迎えられんことを御祈念いたしまして、閉会の言葉といたします。 市長より閉会の挨拶がございます。 上田市長。         (上田 清君登壇) ◎市長(上田清君) 令和元年第4回大和郡山市議会定例会の閉会に当たり、一言お礼と御挨拶を申し上げます。 本日をもちまして14日間にわたる定例市議会が終了いたしましたが、議員の皆様方には各議案等について慎重に御審議をいただき、全ての案件についてそれぞれに御同意、御議決を賜りましたことに関して厚く御礼を申し上げます。御審議の過程でいただきましたさまざまな御意見、御提言等につきましては十分配慮をし、今後の市政運営に努めてまいりたいと存じます。 議員の皆様方におかれましても、なお一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、健康にはくれぐれも御留意をいただき、輝かしい新年、令和2年を市民の皆様ともども迎えることができますよう祈念申し上げ、令和元年第4回市議会定例会の閉会の挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。 ○議長(乾充徳君) これをもって令和元年第4回大和郡山市議会定例会を閉会いたします。               午前11時57分 閉会地方自治法第 123条第2項及び会議規則第81条の規定により署名する。               大和郡山市議会                  議  長   乾   充 徳(印)                  副 議 長   林   浩 史(印)                  署名議員   遊 田 直 秋(印)                  署名議員   関 本 真 樹(印)...